030429 もっと揉んで

フットケアとクイックマッサージでほぐされて。
フットケアは物足りないと思ったけれど、夜脚むくんでなかったよ。それでもまだまだ太いけど。

腰から肩、首は、いつもどこ行っても言われるように、「がちがちですねーーー!」と言われたけれど、「ひどいときはこんなものじゃないんですよーっ」て言ったら、「今度ひどいときに来て下さい!触ってみたいから」って言われました。すごい返しだわ。


030428 大型連休の幸せ者たちに邪念をーーーー

インド舞踊のライブを楽しんで、ライブ後の飲み放題を十分堪能して、トカイ・アスー・エッセンシアにがっくりきた週末。エッセンシアは期待が大きすぎたのね。美味しかったんだけど、もっと美味なるものだと思っていたからなあ。でも、楽しかったから良いのだけどね。

で、日曜日は、十分には癒されてはないけど、お腹は満腹ぷくー。
回らないお鮨屋さんであれこれ堪能いたしました。
うふふ。あー、んまー。

えっ?体重?
あー、太ったとも!見事なまでに(涙)!くすん。

えび、いか、たこ、平目、ホタテ、さざえ、さば、とろ、こはだ、しゃこ、摩訶不思議なフカヒレ。食(触)感不思議すぎー。あー、あと、何食べたっけ?食べ過ぎてんまーな記憶しかない。茶わん蒸しも、赤だしもんまーんまー。美味しいって素晴らしい。今度は、なまことか、生くらげとかチャレンジだ!おっー!

そして、「癒し」ではないけれど、「嬉し」「めでたし」な出来事が。
どらごん氏が、いつの間にやら、不幸と呼ばれる皮を脱皮して、新しい幸せというぴかぴかな皮膚に変身したと言う噂を耳に致しました。いや、噂じゃないんだけども(笑)。
もうー、やだなー。自分が、うひっ☆状態だから、あの四月一日のあの日記を鵜呑みにしたのだね?
えーい、式神送ってやるーーーー!>止めなさい!

本当に本当におめでとう!

彼女を幸せにする自信など、ミジンコほどもありませんが、
私自身が幸せになる事は、天体の運行よりも確実です。

すばらしい言葉だなあ。その人といて自分が幸せじゃなきゃ、なんの力も生まれないものね。

本当におめでとうございます。お二人の幸せを、はんなり西の空より見守らせて下さい。


030425

マッサージ行きたい。癒されたい。


030422 鬱々

右の頬にとても大きな吹き出物ができた。
ごしごし洗おうが、二、三日洗わずに油ぎっしゅにしようが、頑丈すぎる肌は、いたって元気であったのに。触るとその芯の深さや大きさに驚愕する。

憂鬱の種は深く大きく蒔かれてしまった模様。

多分、慢性の睡眠不足が、今またひどくなっているから、それも要因のひとつ。
四日で一本と決めたワインも、三日、二日と短くなって、眠りも浅く、不思議な夢が僅かな眠りを阻害する。
一昨日は猫の夢。ずっとある猫を探している。でも見つかるのは違う猫。探しているのとは違うんだけど綺麗な猫達をずっと撫でて動かない自分。昨日は旅に出る準備をしていた。身軽にと、少し大きめのリュックに最低限必要な物を詰めて背負うんだけど、重くて持ち上がらない。中を覗くと穴があって、詰めたはずのものが何もない。鞄を換えてもう一度。エンドレス。

きりきりとした痛みとともに、突然それは訪れる。忘れようとしていたのに、やり過ごそうとしていたのに――。
その主は罪悪感。

期間限定であった亡霊は、この緑眩しい空の下でも自由に飛び回り、わたしの短い羽をもぐのだ。
わたしの不幸せなところは、線で存在する幸せに慣れていないこと。点の幸せは沢山知っているし感じている。でもそれが線へと続くことを想像できないでいる。始点があるように終点に思考が行き着いて、想像して不安になる。

今の自分に対する不安。仕事の不安。見えない明日の暮らし。
以前に比べるとすごく良い条件の今の仕事。完全週休二日制。有給もちゃんと消化できるし、ボーナスだって少ないけれどちゃんと出る。前の会社とは比べ物にならないはずなのに。半年先、一年先、今の職を失ったとき何もできない自分はどうして生きていけばいいのだろうか。
足下はすでにぐらついている。
仕事ぐらいは線へと続くものが欲しい。

先行きが不安なのはわたしだけではないにしろ、戻る場所がない者は辛いよね。


030417 たいしぼー

年末から結構本気でダイエットに励むとほほ@myしすたー。
体重はともかく、体脂肪が多ければ問題なわけで、やはり24を越えるようでは駄目駄目。奴は自覚をしてましたが、わたしに言えないほどの体脂肪の持ち主だったらしく、多分30ぐらいあったのでしょう。詳細はまったく教えてくれませんでした。体重は言うんだけどね。

それで、頑張りましたよ、とほほちゃん。「あるある」とか「すぱすぱ」とかチェックして、哀れな兄弟二人は、運動して、遠赤外線ドームで代謝を上げ、食事も和食・野菜中心にして、今に至るわけです。

「きゃー至素音ちん♪聞いてー聞いてーーー」
「なんやのん?」
「体脂肪が今まで見たこともないような目盛りになってんー!」
「ほうほう?」
「な・ん・と!」
「な・ん・と?」
「22でーーーーす!」

ぶらぼーぶらぼー!とほほ@myしすたー!
よう頑張った。体重は2キロぐらいしか減ってないのだけども、体脂肪をそんだけ減らすとは、お見事です。
と、言いつつ、平均はやはり24前後らしいけれど(笑)。

デザインが気に入って買ったけど、履けなかったスカートを、今朝は嬉々としてお召になって出勤されました。やっぱり嬉しいよね。
わたしも短いスカート履けるように、膝の肉まん(それだけじゃないけど)をなんとかしなくては。やっぱりスクワットかしらん?ぱっつんぱっつんのパンツに少し余裕ができるよう頑張らんとなあ。薄着の季節だしな。あっ!振り袖もだわっ!!

継続は力なり。これが難しいんだけどね。


030416 何回も言わんでよろしい

相変わらず、スペイン語に通っているふりの至素音でございます。皆さま、ご機嫌麗しゅう〜☆

真面目に通っていれば、もうちょっと線過去とか点過去とか、理解できるようになると思うのですが、いかんせん、いつもパソコンの話と世間話で終わるレッスン。それがまた面白いので困ります。むー。

結婚適齢期の話になり、そんなものとうに越えているどころか老後が心配なわたくしに対して、毎回毎回、声を大にして
あ〜君、それじゃ、大変だ!結婚したら大変だ!
とか、言うのは止めてくださいまし。
知っているから、人様に迷惑かからないように独身なのに!
税金も払って自分の食いぶち稼ぐ人生の何がご不満かしら〜?ああーん?
もっと男性にあっぴーるしなきゃな!とか、言うな!
したとしても無理なんだから。自分を存じ上げてるってば!!

この妻帯者の先生にも、露骨にせまる女性がいたりするらしいのですよ。先生曰く、好みじゃないし、もちろん断るけど、1回いくらでとか言ってくる輩もいると言うのですよ。もうちょっと相手を選べば?とか思ったのは内緒。ふふふ☆
寂しいから誰でも良いからひとまず付きあいたいのとか、そんな娘さんほどの年齢の女性もいるそうな。ひーーー!理解できん。

据膳喰わぬは男の恥とかなんとか言いますが、誰でも良いとか言われて、野郎どもは満足するのでしょうかねえ。あっしなら、絶対お断りだ!
桃井とか仲間ちゃんなら?
喰う。やっぱり喰う。>あかんやろ…。


030414 散財中

ぺらぺらのブラウス購入。
毎年買いそびれていた、定番の黒、秋冬も履けそうなミュールやっと購入。面白いソールの白っぽい紐靴も購入。いつ履くのだ?自分?
明るい色の、いつもの鞄屋さんの、いつものデザイナーのバック、欲しい。
お気に入りのざっくりコート、ちゃりんこの後輪に巻き込まれてご臨終。何とか助けるよ!今、アシンメトリー流行中だから切って着るよ!うわーん。

寿司も喰う。マルゴーも飲む。まだ若かったが、んまかった。←詳しい人のコメント。やはり散財。

訳の判らない口説きにもあう。誰でもいいのか、君は?
ひとまず、女性というカテゴリーに混ぜていただきありがとう。でも嬉しくないから。
マスターに「彼女、ボクの愛人やから口説かんといてね」って言われたでしょう?あれは、わたしの困った顔(呆れ顔)を見ての助け船で、お店の人にそんなふうに言われたときは、引いてください!大人なんだから。距離感や雰囲気というものを察してくれ。

「すみません、静かに飲みたかったんでしょう?」
そう言ってくれた連れの方、その通りです!
「ええ、早く連れて帰って下さい」
ほほ笑みながら申しましたが、本心です!

普通の、粋の判る男性に口説かれてみたいわなあ…。

超私信:親愛なる上司殿 お誕生日おめでとうございます。


030411 あんな終わり方なんて

|更新 | ----- 『 働く手 綺麗な手

わたくしの、ささやかな楽しみが昨晩終わってしまいました。はあ…。

それはさておき、昨晩の某国営放送で料理人の男の子が出ていました。
良い男の子です。このまま、良い大人の男に、良い料理人になって欲しいですね。

感性というものは、ある程度、天性のものだと以前は思っていたのだけれど、やはり刺激や感動を与えてやらないと、錆びていくものなんだよね。

綺麗なものに囲まれていたら、今すぐにじゃなくても、いつかそれが良い芽を出してくれるはず。そう言っていた輝く瞳。
良い食材を、良い器で、良い照明の中、楽しんで頂けたら…。
高級すぎるお店にならないことを祈るばかり。
彼が欲していた漆器、めっさ好みだし。


0304010 お腹

すいたーーー。肉まん、食べたーーーーい!
食欲魔神@至素音です。
皆さま、春です。
熊だって、お腹空かして目を覚ますのです。わたしにも、季節的には春が巡ってきたようです。色恋的には、何も言わずとも、大人な読者の皆さまはご理解頂けてるかと…。うっ!あまりの哀しさに、モニターが見えない。キーボードが 鼻水 涙でぐしゃぐしゃだわいっ!


030407 美しく潔く

|更新 | ----- 『 大人の女になる為の十箇条

お花見スポットに出かけたのなんて、何年ぶりだろう。連れ出して貰えなかったらまたひっそりお花見だけで終わっていたなあ。
人の多さには辟易だけども、桜は微妙な色合いで、滝のようで、雲のようで、大変すばらしい姿を堪能いたしました。ああ、うっとり。デジカメ持っていってなかったのが大失敗。

みんな、わたしの結婚を何回も何回もかんぱーいって(邪)笑いながら祝ってくれてありがとう!
感動のあまり、鼻水が出たよ。ほんとだよ。

君たち(某M夫妻&某Y夫妻)みたいな仲良し夫婦を見ていると、結婚って良いかもーって思えるけど、ね。わたくしには無理。性格破綻してるから…。
乾杯の前に、相手連れてこーい!ごらっ!って暴れたのは秘密よ!うふっ☆

乱闘騒ぎ(インマイソウル)はあったもののご飯も美味しくって、とても充実した週末でしたことよ、オホホーーー。鍋も、点心もんまー!だし♪


030404 まだ終わらないで

散るのはまだ早いよ…?まだ、彼といちゃいちゃお花見行ってないし〜!> 一生行けません。 妄想日記はやめなさい!

でも、お花見予定なのに。これは本当なのに。散ってしまったら嫌だなあ。雨の中の桜も風情があるけど、ね。


030403 いっぱいキスしよう

桜の花びらがはらはら舞い落ちる公園は、子供の笑い声であふれていて、場合によればうるさいだけのその高い声が、心地よく感じる昼休み。

「こんなんあるから、あしはきをつけなあかんよ」
斜面にある切り株を小さなピンクの靴でとんとんとする6歳ぐらいの女の子。
「はーい」と、そう返事しながら、少女の後ろをとことこ歩く男の子。
下まで降りて二人は母親のところに走り寄り、土星のような遊具で、ぐるぐる回りだす。男の子は土星のわっか部分に座り、女の子は、輪にぶら下がりぐるんぐるんと大地を蹴る。

お母さんは、ゆっくりとそれを回し、男の子が自分に近づくと優しく頭に触れる。輪がその力を緩めて止まろうとしたとき、男の子はお母さんにキスをする。お母さんも子供を抱きしめてもう一度キス。

それを見ていた女の子は、わたしもわたしも!とお母さんに抱きつき、母親は少女を遊具に座らせ抱きしめる。ぎゅうっと。そこに男の子も混ざって親子三人はぎゅうぎゅうと抱きあった。目が潤む光景。

いっぱい、キスしよう。そしてハグしよう。温もりの記憶が皮膚に浸透するまで、いっぱいいっぱいキスしよう。あーキスしたい(笑)!


030402 しばらく更新しませんと言いましたが

親愛なる紳士ならび淑女の皆さまへ。
昨日、ここに記した日記ですが、日付が日付だけに

何ネタ日記書いてるんだよー!とか、

そんな蓼食う虫が何処にいるんだよー!とか、

そんな妄想普段からしてるのかよー!イタすぎー!!!とか、

そんなメールが 殺到 少し届いたりしたらどうしようとか思っていましたが、心温まるお祝いのメールやお電話を頂き、感動のあまり涙がでそうです。お一人だけ、エイプリールネタかな(笑)とおっしゃった紳士がいらっしゃいましたが、後は、そんなことを少しも疑うことなく、とても素敵なメッセージを頂きました。



ありがとうございます。




そして、
心苦しいです。
ごめんなさい。

ネタです。

ネタ日記です。
人生最大の嘘に、酒気帯び運転検問に止められました。
ごめんなさい。バレませんでした。

下のは、小説もどきをふんふん打ちながら、完成間近に、本年度も始まったなあ。あっ?そう言えば、今日は…エイプリールフール?

「ねえ、これっ!」
「んっ!」
「直子がカワイイって言ってたのに似てない?」
「うん…似てるけど?そんなの覚えてたの?」

直子を至素音に置き換えて見たら…?
にやり!
と、でき上がったやつを、直子から至素音に変えてアップしました。

お祝いの言葉を下さった皆さま、ごめんなさい。



本年度も一人でたくましく生きていく所存でございます。
あ”ーーー、石投げないでーーーー!


030401 Bright Eyes

速足で通り過ぎる雑踏。ほんの少し風を感じて、きらきら反射する光の先に、春色のブラウスが目に留まる。
今、流行の柔らかいふわりとしたラインの、自分には全く似合わないブラウス。白と黒と、そして綺麗な桜色がわたしの心をくぎ付けにする。

シンプルな服が好きな母は、いつも、洗濯のしやすい全く装飾のないものを選んだ。そして、子供に着せるにしてはシックというか地味な色ばかり好んでいた。黒、白、グレー、紺。女の子の色というより、むしろそれは男の子の色み。

時々父が買ってくるシャツも、いつもわたしは男の子の色で、綺麗な赤や向日葵色なんかは、妹のためのものだった。
祖父母が買い与えてくれるワンピースなんかも、いつも決まってわたしには白か紺色だった。この色はとても賢く賓良く見える色よと言われても、わたしには判らなかった。だって、妹にはいつも綺麗な色のレースやフリルのついたものを選んでいたから。

約束の時間に遅れそうであったことを思い出し、わたしは後ろ髪を引かれながらそのお店を、ピンクのブラウスを後にする。
わたしの恋人は、時間に正確な人だから、もうすでに待っているはずだ。いつも五分前には、そこにいるのだ。

案の定、彼はそこにいた。駅からすぐの本屋さん。今、とても興味を持っている料理本のところで、真剣に物色中であった。
わたしは、彼の右手をこんこんとこつく。彼は、わたしに気づき、優しく笑いながら「これとこれどっちが良いと思う?」と、ビストロ・スマップと、 ケンタロウのおかずの王様を両の手に持ってわたしに聞いてくる。
「じゃあ、ケンタロウで」
「おーげい!おーげい!こっちのが簡単そうなのな!」

「結構すぐ実践できそうだから、今度作るよ」にこにこ顔の彼。
「料理できる男は三割増しで男前だよーん」おだてるわたし。

今晩は、ホット・ペッパーに載っていた、小洒落たおばんざい屋さんで食事を頂くことにしていた。
まだ少し早い時間だったので、わたしたちは食前酒を頂こうといつものバーに向かう。

さっき来た道をゆっくりゆっくり、おしゃべりしながら歩く。
日が落ちるのがずいぶんと遅くなった春の空の下、彼がちょっと照れ臭そうに手を繋ごうとしてきたから、わたしは、その手にほんの少し力を入れて握り返す。
二人ともずっと忙しかったから、今日は本当に久しぶりのデートらしいデート。

反対側のお店。黒のブラウス、白のブラウス、桜色のブラウスを通りすぎた。その時、彼が急に踵を返し、ウィンドウに、わたしを引っ張った。
「ねえ、これっ!」
「んっ!」
「至素音がカワイイって言ってたのに似てない?」
「うん…似てるけど?そんなの覚えてたの?」
ずいぶんと前、ファッション誌をぱらぱら見ていたとき、そんな話をしたような、しないような。適当に相づち打たれていると思っていただけに、わたしはとてもびっくりしたのだ。
「至素音に似合いそう。おいで!」
彼は急にそう言って、わたしの手を握ったまま、お店に入って行く。

「至素音は何色がいいの?」
「どの色も素敵だけど…」
一番心惹かれたのは、桜色の綺麗なブラウス。
でも、こんな可愛らしいフリルのデザインなんて着たことがないうえに、自分の色じゃないピンクを口に出すことができなくて、わたしはいつものように、白かな?と答える。

「いらっしゃいませ。そちらのデザイン素敵でしょう?」
同じタイプの少し丈の短いブラウスを着た賓の良い女性が応対してくれた。背のあまり高くないこの人には、その着丈がとても良い感じである。

彼女は、マネキンから白のブラウスを外して、どうぞ着てみて下さいと、わたしに手渡した。
ジャケットを脱いで、その上から羽織る。くしゅくしゅっとした大きなフリルになっている襟部分は、開けて着ても良いし、ジャケットインでもとても素敵で、あれこれ着回しが効きそうで。ボトムにパンツを持ってきたら、そんなに甘くなく、流行のスカートを合わせたら、きっととても可愛いだろう。わたしには、無理なコーディネートかもしれないけど…。鏡の前でそんなことを考える。

「似合うじゃん」
「背がおありだから、こちらのデザインとてもお似合いですよ」
そんな風に言われると、やっぱり嬉しくって、その気になったりする。今月厳しいけれど、無理しちゃおうかな?などと思いながら、ひっそり値札を見ると、17800の文字に驚愕。ふーーーーうっとため息が漏れる。
そんなわたしの気持ちを知らずに、彼は「至素音、このピンクも着てみたら?着るのはただだし」などと言っている。店員さんも、にこにこしながら、マネキンからピンクを外して持ってきてくれた。

「背が高くていらっしゃるし、お顔の色にも、この桜色はとてもお似合いだと思いますよ」
「至素音、こんな色着たとこ見たことないけど、きっと可愛いと思うよ」

少しどきどきしながら、桜色の袖に手を通す。ばっさり内に入った髪の毛を、背後に立った彼がかき上げて、肩に手を置いて、鏡の中のわたしの瞳を見つめるから本当に困る。その瞳が、似合ってないと訴えている気がして、不相応な物に手を出してしまったような、そんな気まずい感じがわたしを襲う。

「すっごい、似合うのな、お前。その色、顔色が明るく見える!」
彼は、にこにことほほ笑みながら、魔法の言葉を一振り、二振りわたしに与えてくれた。そして、もう一振り。
「綺麗じゃん。これにしよう!」

「このピンク、頂きます」
「えっ?ちょっと、健司、これ、値段すごいよ。わたし持ち合わせが…」
そう小声で健司に囁く。
「お兄さんに任せなさい!」

「ありがとうございました」
店員に見送られ、オレンジ色に染まりかけた街の中、わたしは、健司の顔を見上げた。
「ねえ、どうして?」
「ん?何が?」
「あのブラウス…」
「…?」
「あのブラウス…とても欲しかったの」
「うん」
「あの、ピンクも…」
「似合ってるよ!至素音は別嬪やから、何でも似合う」
「もう、そんな見え透いたお世辞はいいから!」
「あはは!でも、まじで、すんごい似合ってるのな!あの色もデザインも。俺が可愛いって言ってるんだから、信じろ」
「…はい。ありがとう。あの色、すごく着てみたい色だったの…」
「知ってるって」
「何で?」
「何でも。お前のことは何でも知ってる!えへん」
すごく大きな身体に、とても細やかな気配りができるこの愛しい男は、その後、こう付け加えた。
「今晩、至素音ちゃんは月の来客で、いちゃいちゃできないから、お礼は今度、倍返しでよろしく!」
「ぶっ!」

愛しい人だなあ。ほんとに。
優しくて、可愛くて……。
わたしを見つめるこの輝く瞳が曇らないように、わたしの心も磨いていこう。輝く何かを与えることができるよう、理解しあえるよう、愛し合って、笑いあって、たくさんたくさん話をしよう。握った手をもう話さない。これからは、ずっと一緒に…。

何かあったら、ここをもう一度見直して、そう思った自分を疑わず、健司を信じて歩いていこう。
これからは一人じゃない。
もう振り向かない。
前を見て、顔を上げて、手を繋いで…。



結婚します。しばらく更新お休みです。ご了承下さい。


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