お昼休み、コンビニに向かう途中にある、大きなマンションのエントランスに置かれたプランターに違和感を覚える。綺麗に並んだプランター。
先日の雨のおかげか緑が綺麗。そこに見つけた藍色の小さな花弁。控えめに露草の藍色が空を仰いでいた。
道端にあちこちで見かけたこの花も最近ではあまり見かけない。
歩くことが少なくなったわたしが、見つけることができないだけだろうか。見過ごしているだけだろうか。
お店で売ってはいないはずだ、きっと。ここの住人が、摘んできたものをこうして植えたのだろうか。
見過ごしているたくさんの日常。それと出会ったとき、少し切ないような、哀しいような、気恥ずかしい気持ちになるのは何故だろう。
それは「ここにいるよ」と、見つけて欲しい、気付いて欲しいと望む自分自身の内なる声に、とても酷似しているせいかもしれない。
わたしが見つけたひとひらの藍。
空を仰いだわたしを見つけてくれる人はいるのだろうか。