Home--varios---美観と機能性


 最近はほとんど、この手の間違いを冒さないようになってきたけれど、過去のわたしは、時々それをある意味確信的にやらかしていた。
 そう、見てくれ重視で、機能を置き去りにするという、アレである。

 こう見えても、洋服も靴も鞄も大好きなわたしである。
 若かりしころは、JPGとかが好きで購入したりしていたのだけれど、このあたりのお洋服は、見た目は素敵だが、着てみると大変だったり。
 JPGに関して、縫製に不安はないのだけれど、アヴァンギャルドなデザインに惹かれて買った一見シンプルなシャツの前ボタンは、安全ピン仕様で、忙しい朝には絶対着れない代物であった。着てしまうとそれは素敵なのだが(もちろん、わたしではなく、シャツがね)。そして、脱ぐときにも、いーーーっ!となることは必至。
 袖部分のカッティングがあら素敵!と買ったジャケットも、慎重に腕を通さないと、変なところから手が出る有り様だ。
 靴なんて見てくれ重視で買ったときには、脚が悲惨なことになるし、繊細で素敵!と思って買ったバッグは、重量に堪え兼ねて、いと哀れに、革ひもがご臨終。

 まあ、これらのように個人がそれで良いと思い、選ぶ場合には、見てくれ重視で、機能性が時々置き去りになっても仕方はない。とはいえ、多分に健康を害することがあるのでいつの日か皆その間違いに気付くのだけれど。

 が、こちらが選ぶことはできないものは?
 表面上綺麗だけれども、身体に悪い建材が起用されている建物。地球に優しくないガラス張り。美観重視で安全性を無視した最先端のビル群。
 誰かが犠牲になるまで、安全性や機能性は置き去りにされ、誰かが犠牲になった後では、責任のなすりあい。

 回転扉、あれは機能的にどうなんだろう。見ている分には素敵だけれど、わたし個人は好きではない。入るのにとても緊張してしまうのはわたしだけ?

 いい加減、ブランドやネームバリューによる、もの選びから卒業して、本当に良いもの、適切で素晴らしいものを見抜ける力を学ばなければ、今回のような哀しい事故はなくならないではないだろうか?


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